【芸能】ミキ・昴生 マイクを離さない“芸人魂”…ドラマの上映会でもツッコミ続ける

 お笑いコンビ・ミキの昴生(33)が、TBS系ドラマ「恋はつづくよどこまでも」(14日スタート。火曜、後10・00)で連ドラデビューする。8日には都内で行われた、1話のプレミアム上映会&舞台あいさつに登場し、連ドラ抜てきの喜びを爆発。イベントでは、主演・上白石萌音(21)、佐藤健(30)など、名だたる俳優や女優も並んだ。そんな中、昴生が見せたある行動に、記者は“芸人魂”を感じた。

 出演者8人がズラッと客席に向かって立ち、MCが「○○さん、△△についてどう思いますか?」などと一人一人に話を聞くという、よくあるスタイルの舞台あいさつ。出演者たちは自分のターン以外、マイクを下ろして他の人の話に耳を傾けながら相づちを打つ光景が恒例だ。

 が、昴生だけは一味も二味も違った行動をしていた。自分のターン以外もハンドマイクを口元から離さず、いつでも声が出せる準備をしていた。MCが誰に話を振ろうと、誰がしゃべっていようと、今か今かとパスやこぼれ球を待ち、見逃しても良いであろう細かな話題さえも「どっちなん?」「ええな~」などとすかさず拾い上げていたのだ-。

 例えば、堀田真由(21)が現場にマイボトルを持参しており、その中身が白湯だと判明すれば「白湯飲んでるん?おばあちゃんやん」とつぶやく程度のツッコミ。インフルエンザを現場ではやらせたくない佐藤が、乾燥に注意し、こまめに水分を取る…などと予防策を熱弁していると「ちょっと待ってこれ何の時間?」と厳しめのツッコミを投下。誰かのエピソードに昴生が一言加える形で会場では度々笑いが起こっていた。

 兄弟でコンビを組むミキ。女性を中心に大人気の弟・亜生(31)との人気格差を、事あるごとに昴生が自虐的に嘆く場面もお決まりの流れだ。昨年、亜生が超実写映画「ライオンキング」の吹き替え声優に抜てきされた時も、昴生が相当悔しがっていたのが記憶に新しい。

 そんな昴生が満を持して「俳優として」挑む今回の初連ドラ。にも関わらず、口元から決してマイクを離さないというあの行動は、時に人を笑わせ、時に自身をアピールしながら場の雰囲気を盛り上げる、“芸人魂”がにじみ出てしまったのかもしれない。ドラマではどのように“芸人魂”がほとばしるのか、演技に期待したい。(デイリースポーツ・瀬古千絵)

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