【芸能】これが文化祭!?宝塚音楽学校の「文化祭」がスゴすぎる
タカラジェンヌを育成する宝塚音楽学校(小林公一校長)の第106期生の「文化祭」が21~23日、兵庫・宝塚バウホールで行われている。
「文化祭」といえば、通常クラス単位の催し物や、文化系クラブ、はたまた歌や楽器といった特技のある人が、体育館のステージで発表する学校が多い。だがそこはタカラジェンヌ育成学校。「文化祭」とは銘打っているものの、我々の知っている「文化祭」とは大きく違う。
まず宝塚音楽学校の「文化祭」は2年間研鑽してきた歌、ダンス、芝居を披露する場。今回も第1部が日本舞踊と歌、予科の107期生のコーラス、第2部が演劇(A・Bパターン)、第3部がダンスという構成。成績上位者を中心に、一人一人に見せ場やセリフが与えられている。
タカラジェンヌの孵化寸前の卵たちだけあって、そのレベルは高い。学校の行事の一環ではあるが、2年間の集大成ということもあり、本気度が違う。エンターテイメントとして成立。オペラで見事なソプラノを響かせたかと思うと、男役・娘役での宝塚メドレー。ダンスもバレエ、ジャズ、タップと幅広い。芝居は宝塚音楽学校で教鞭をとる、現役宝塚歌劇団の演出家が手がけている。
この「文化祭」、今回は3日間6公演が行われている。延べ3200人の観客の多くは、保護者や関係者。「宝塚友の会」の会員向けに抽選で1枚4000円で発売されたが、枚数は少ない。超プラチナとあって、例年完売となっている。
そんなプラチナチケットは手に入らない!でも少しでもこの「文化祭」の雰囲気を知りたい!その場合は、文化祭のパンフレットが1部700円で購入出来る。会場入り口近くで、制服姿の予科生が販売。「文化祭」の配役はもちろん、生徒の顔写真や授業風景、様々な行事なども掲載されている。
「文化祭」を終えた106期生は、3月2日に卒業。月組公演「ピガール狂騒曲/WELCOME TO TAKARAZUKA」(4月24日~6月1日)で初舞台を踏む。