【野球】全球団本塁打 交流戦中止で今季は2選手が「あと1球団」過去37人が記録
プロ野球は今季、新型コロナ感染拡大の影響でシーズン開幕が延期となった。それに伴って今季の交流戦中止が決定。毎年、「全球団本塁打」や「全球団勝利」といった記録も注目されてきた交流戦。ただ、今季レギュラーシーズンでも全球団本塁打に達成可能な選手もいる。
まず、全球団本塁打達成まで残り1球団に迫っている主な選手は以下の通り。
【セ・リーグ】
巨人・陽岱鋼(残り日本ハム)
広島・長野(残り巨人)
【パ・リーグ】
ソフトバンク・バレンティン(残りヤクルト)
楽天・ロメロ(残りオリックス)
ロッテ・鳥谷(残り阪神)
今年のレギュラーシーズン中に達成可能の選手は2人。1人はオリックスから楽天に移籍したロメロだ。既に昨年までの交流戦でセ・リーグ6球団から本塁打を放っており、残すは古巣のオリックスのみとなっている。
もう1人は広島・長野。広島から巨人へFA移籍した丸の人的補償として昨年1月に広島へ。長野の昨季巨人戦成績は12試合で打率・333、2打点で本塁打なし。既に交流戦でパ・リーグ6球団から本塁打を記録しており、巨人から放てば達成だ。
史上初の全球団本塁打は太平洋・江藤慎一で1975年6月1日・ロッテ戦で達成。これまでは37人が記録している。交流戦が開始された2005年以降は34人、07年から19年まで13年連続で出ている。
一方、「全球団勝利」へ残り1勝に迫っている主な投手は阪神・中田(残りソフトバンク)、楽天・岸(残り広島)らだが、レギュラーシーズンでは達成できない。記録達成は来年以降へ持ち越しとなった。(デイリースポーツ・記録係)