【野球】“夏男”が6月開幕のキーマン!?過去3年で6・7月に強いパ打者

 新型コロナ感染拡大の影響で開幕が延期していたプロ野球は6月19日にスタートすることが決まった。そこで、過去3年の6&7月に好打率をマークしたパ・リーグ打者を比較。例年なら交流戦と重なる時期でもあり、一概に比較できない部分もあるが、夏に強い選手を見てみる。(規定打席以上、球団は当時)

 まず過去3年の6月に好打率だった打者は以下の通り。

【2017年】

(1)ロメロ(オリックス)=打率・372

(2)西川(日本ハム)=打率・368

(3)武田(オリックス)=打率・364

(4)柳田(ソフトバンク)=打率・363

(5)松本(日本ハム)=打率・338

【2018年】

(1)角中(ロッテ)=打率・395

(2)吉田正(オリックス)=打率・375

(3)近藤(日本ハム)=打率・373

(4)秋山(西武)=打率・365

(5)荻野(ロッテ)=打率・360

【2019年】

(1)中川(オリックス)=打率・360

(2)ブラッシュ(楽天)=打率・355

(3)荻野(ロッテ)=打率・348

(4)鈴木(ロッテ)=打率・344

(5)吉田正(オリックス)=打率・337

 荻野が18、19年の2年で好成績。吉田正も同様で、後述するが、昨季7月も打率・357だった。

 続いて過去3年の7月は以下の通り。

【2017年】

(1)柳田(ソフトバンク)=打率・393

(2)ペゲーロ(楽天)=打率・386

(3)銀次(楽天)=打率・364

(4)秋山(西武)=打率・351

(5)浅村(西武)=打率・337

【2018年】

(1)井上(ロッテ)=打率・400

(2)柳田(ソフトバンク)=打率・392

(3)浅村(西武)=打率・378

(4)牧原(ソフトバンク)=打率・375

(5)山川(西武)=打率・347

【2019年】

(1)吉田正(オリックス)=打率・357

(2)茂木(楽天)=打率・326

(3)鈴木(ロッテ)=打率・322

(4)近藤(日本ハム)=打率・312

(5)銀次(楽天)=打率・294

 柳田は17、18年で4割近いアベレージ。昨季は4月7日・ロッテ戦で発症した左膝裏の肉離れで戦線を離れ、1軍復帰したのは8月だった。

 銀次は17、19年に好成績。18年も、上位5人に入っていないものの、打率・320を記録している。浅村も17、18年に好数字。楽天移籍初年度だった19年は打率・234だった。

 春先より夏場に調子を上げる選手の中には、花粉症の症状が治まるから、という声もある。

 今季開幕は、例年ならシーズンスタートから約3カ月がたつ時期。単純比較は難しいが、それも踏まえて、今季の“夏開幕”が各打者にどのような影響をもたらすか興味深い。(デイリースポーツ記録係)

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