【野球】いち早くPCR検査に動き不安払しょくした巨人 報道陣として心がけること
プロ野球は過去にも例のないシーズンが開幕する。新型コロナウイルス感染防止へ球団、選手は入念な予防策を練っている。報道する側も万全な予防策をとりながら、選手を取材していかなければならないと痛感している。
各球団、開幕前に新型コロナウイルスのPCR検査を受けた。万全に万全を期すためいち早く検査に動いたのが巨人だった。監督、コーチ、1、2、3軍選手、スタッフが全員受け、陰性の判定がでた。今月上旬に陽性反応がでた坂本勇人内野手、大城卓三捕手もその後の検査で3度、陰性となり、全員がコロナに感染していない中で野球ができる。
原監督は「一番は不安と思いながら(野球を)やることが嫌なことだから」と言う。そういう意味でも巨人は開幕から自分たち本来のプレーができるであろう。誰が感染しているか、味方同士で疑心暗鬼な気持ちを持たないでプレーできることが大事なことであり、いいプレーにつながるはずだ。
シーズンが無事消化できるように、我々、報道陣も感染防止には最善の注意を払わなければならないと感じている。練習試合中は、原監督の厚意で、2メートル以上の距離を空けながら直接、取材させてもらえた。もし、報道の側としてうつすことになったらと、不安に思ったことがあった。それだけはと思い先日、記者も医療機関で抗体検査を受診した。結果は「陰性」。これまで体温のチェックは当たり前のこと、酒宴の席も避けてきた。私生活では電車を避けて極力、自家用車を利用することを心がけてきたが、取材する側として迷惑をかけてこなかったことが認められた気がして、ひと安心している。
特別なルールの中で行われる今シーズンのプロ野球。どこから感染し、クラスターが発生するか気が抜けないのが新型コロナウイルスの怖さだ。報道する側として細心の注意を払い、2020年シーズンが無事、順調に進んでいくように自己管理を心がけていきたい。(デイリースポーツ・水足丈夫)