【野球】阪神・大山は何が変わったか 岡本と並ぶ25発本塁打王の好機

 阪神・大山悠輔内野手(25)が巨人・岡本とし烈な本塁打王争いを繰り広げている。ここまで92試合に出場し、自己最多の25本塁打。昨季は143試合で14本。球団では86年・バース、日本選手では84年・掛布雅之、日本選手の右打者では75年・田淵幸一以来となるタイトル獲得が見えてきた。プロ4年目の進化とキングの可能性に迫った。(データは共同通信デジタル)

 巨人・岡本が本塁打を打てば、大山もすぐさま並ぶ。コロナ禍のペナントレース終盤。セ・リーグの本塁打王争いが熱い。この2人に現在21本のDeNA・ソト、広島・鈴木誠、巨人・丸、ヤクルト・村上が続く展開だ。

 実績十分の強打者が並ぶ中、大山の成長がめざましい。本塁打率(1本塁打に要する打席)は昨季の38・4から今季13・40に向上。これは岡本の14・02、18、19年本塁打王ソトの16・52をしのぐ数字だ。オースティンの10・00は規格外だが、規定打席到達者ではリーグトップ。ストライクゾーン内スイング率74・4%(300打球以上)もソトの77・8%に次いでリーグ2位と積極性も光っている。

 【今季の本塁打】

 (1)球場、打球方向

 本拠地甲子園が最多の11本。広いナゴヤドームでも4本を放ち、球場の広さに左右されない。今季は右方向への一発も昨季の2本から倍増以上の5本。スイング力が増した印象だ。

 一方、球場が狭く、本塁打が出やすいと言われる東京ドーム、神宮球場では1本ずつ。ヤクルトは打率・150、カード別最少の1本塁打とツバメ投手陣に苦戦している。

 (2)カウント別

 初球が最多の4本。昨季1本だった2ストライク1ボール、2ストライク2ボールの投手有利のカウントで今季は5本。コンスタントに一発を放っており、追い込まれても一発が期待できる。大好物は3打数3本塁打の3ボール1ストライクだ。

 (3)コース、球種

 課題であった真ん中低めを克服した。同コースは昨季打率・212で0本塁打だったが、今季は打率・462の6本塁打、内角ベルト付近の高さも昨季の・173、0本塁打から今季は・打率・310、2本塁打とレッドゾーンと化した。球種別ではチェンジアップ、フォーク系が昨季の・177から・264と対応している。

 阪神は残り24試合。巨人4、DeNA4、中日6、広島4、ヤクルト6を残す。13日からは中日3連戦。得意のナゴヤドームでトップに踊り出たい。(デイリースポーツ・杉原史恭)

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