【野球】ロッテ・藤岡 遊撃でベストナイン奪取だ!西武・源田を「追い越せれば」

 先輩を今年こそ追い越す。ロッテ・藤岡裕大内野手が、西武・源田壮亮から遊撃手のベストナインを奪うことを目標に、温暖な石垣島で早朝から遅くまで汗を流している。

 源田は18年から4年連続、遊撃手部門のベストナイン、ゴールデングラブ賞を受賞している大きな壁となっている。「今は、負けていてもいつかは追い越せればと思ってやっています。そうなるように向けて頑張りたいです」。ショートで初のベストナイン受賞へと意気込んでいる。

 最大のライバルがいなければ昨年は初のタイトルも受賞していたかもしれない。昨年は、安定した守備で首脳陣からの信頼は高かった。137試合に出場。チーム事情でショート以外にも三塁に50試合、就いた。チーム内には高い身体能力でショートとして見せるエチェバリアがいるが、堅実さでは藤岡に分があるという向きもある。背番号4の遊撃、三塁での守備の安定感がで優勝争いの力になった。今年は143試合、不動のショートとして守ることを目標に掲げている。

 社会人時代にショートの守備で大きな刺激を受け、立ちはだかったのが源田だ。トヨタ自動車時代ともにプレーしたが不動のショートには源田がいたため、出場機会を求め、外野手としてプレー。源田が西武入りし抜けた後にトヨタ自動車のショートに就いた。「自分が負けてないなとおもうのは肩ぐらいしかないなと、ハンドリングにしても取ってからのスピードとか球際の強さとか、やっぱりグンを抜いて一番うまいかなと」。

 ベストナイン奪取のポイントとして、今季は源田より打撃成績で上回ると願いを込める。「3割、打てるように頑張りたいです。ベストナインは取りたいという思いはあります」。

 昨季、9月に14試合連続安打を放つなど、「つかんだ感じはちょっとあったんですけどね。こういうふうに振らないといけないとか、イメージはあります」。最終的に打率・255で終えたが、昨年からの日本ハム・近藤との自主トレで打撃の自分の形を形成しつつある。悲願の優勝へは欠かせない戦力。ショートとして総合力で勝負し初のタイトルと優勝に貢献する。(水足丈夫)

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