【野球】大谷翔平の活躍を励みに 同級生・同期入団の宇佐美塁大さん、広島で第二の人生歩む

大谷と日本ハム同期入団でエールを送る宇佐美塁大さん
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 5月22日(日本時間23日)に日米通算150号アーチを放ち、29日(日本時間)には2打席連続本塁打を放ったエンゼルス・大谷翔平投手に、広島から熱いエールを送る日本ハム同期入団の同級生がいる。12年・ドラフト4位で入団した宇佐美塁大さん。メジャー移籍後も昨年のMVP、今季の二刀流の活躍を見て、大谷の姿がセカンドキャリアでの励みとなっていると明かしてくれた。

 宇佐美さんは広島市内の繁華街、流川でカフェ・バー「BIG BASE」を経営する傍ら、地元で野球教室を行っている。17年に現役を引退し、郷里の広島で事業を行いながら、メジャー中継で活躍する姿には、大きな刺激を受ける。宇佐美さんも広島工時代、高校通算45本塁打を放ち、将来の長距離砲として期待をされ入団した。それでも大谷のフリー打撃の飛距離には驚がくを受けたという。「翔平がケガでリハビリ明けの日に鎌ケ谷で『フリー打撃対決しよう』って提案したんです。その時のことは今でも忘れられません」。大谷の左翼方向に特大飛球を飛ばし、左翼の上方の防球ネットに突き刺す打球はかなわないと思った瞬間だった。

 大谷の昨季のMVP、今季すでに2桁を超える本塁打数にも驚きはないという。「ファイターズ時代と比べて、映像を見てもまた、体が大きくなってますよね。地道に努力を続けることができる翔平らしいですね」と今後の活躍にも期待する。

 宇佐美さんは1度も1軍でのプレー経験はなく終わったが、寮生活をともにした大谷には、ひとりの社会人として学ぶことが多かったと振り返る。今年の8月以降に広島市内でから揚げ店を出店するプランを立てている宇佐美さんは「あれだけすごい選手なのに、周囲に対して、謙虚な態度で接しますし、自慢話も聞いたことはないんです。ああいう姿勢を見習いたいですね」。ファイターズのレギュラー選手になることはかなわなかったが、大谷との貴重な体験を経営に生かしたいと張り切っている。

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