【野球】オリックス・宮城がW杯の影響で珍練習!?「違った取り組みもありなのかな」

日本代表として強化試合で登板した宮城大弥=11月6日
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 サッカーW杯の日本代表がコスタリカ代表に敗れ、一夜明けた28日。オリックスのファーム本拠地・舞洲の室内練習場で、宮城大弥投手がサッカーボールを蹴っていた。リフティングを軽やかにこなすと、利き足の左足を巧みに操る見事なボールさばき。サッカーでもセンスを感じさせた。

 宮城はシーズン中も仲良しの紅林とサッカーゲームをするほど、サッカーが好き。静岡県藤枝市出身の紅林に技術は劣ると言うが「負けないように努力をしています」と“副業”でも技術向上に努めている。

 もちろん、遊びの一環。ただ、本職の野球に結びつかないわけではない。「シーズンは1年を通して同じ取り組みをしている。ちょっと違った取り組みもありなのかなと。けがをしない程度にやっています」と体の使い方においては、勉強になることがあるようだ。

 「衰えている部分とかもあるので、そこを動かしながら。日頃のトレーニングはやりながら、やっていけたら」と今後も“珍練習”は継続する考え。この日はリフティングやドリブルで汗を流した。野球ではあまり使うことのない筋肉や体の箇所を動かすことで、体の弱点に気づくことができるのかもしれない。

 11月の始めには自身も強化試合で日本代表入り。日の丸を背負ったことで「雰囲気が重く感じる部分はわかる感じがします」。サッカー日本代表の活躍をテレビで見届け、感じることもあった。

 サッカー日本代表には、同学年の久保建英がいる。「同じレフティーとして、世界で活躍しているので陰ながら応援しています」とエールを送った。

 「世界を通して見たら、僕らの代で一番の選手だと思う。野球だったら、佐々木朗希、サッカーだったら久保さんだと思います。僕は陰ながら、応援したいと思います」

 W杯に影響を受け、始めた珍練習。何でも吸収しようという気持ちが感じられる。21歳の若き左腕が、サッカーで技術や体力の向上を図ることができるのか。トレーニングの成果に期待したい。(デイリースポーツ・今西大翔)

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