【スポーツ】還暦を過ぎても戦い続けるジャガー横田、47周年記念興行成功に張り切る理由は 長男・大維志くんの存在

 女子プロレスラーのジャガー横田(61)が、デビュー47周年大会を7月18日に後楽園ホールで行う。還暦を過ぎても現役続行への意欲は衰えず、まだまだ通過点と位置付けて、リングで戦い続けると闘争心を燃やしている。

 1977年に全日本女子プロレスでデビューを果たしてから半世紀近くが過ぎた。興行会見では「自分のプロレスは多少変わってきているけど、まだキツイと思って戦ってはいない」と言い切った。

 7月25日には62歳になる。その直前に開かれる興行では、盟友のアジャ・コングとタッグを組み、ライバルであり盟友の井上京子、尾崎魔弓組と対戦。ジャガーは「若い子よりは勢いはないと思いますが、引き出しはある。若手と違う良さ、そこを見せていきたい」と熟練の技に自信をのぞかせる。対戦相手の井上は「今年、自分は35周年なんですけど、ジャガーさんの年までは自分はやっていないという自信はあります。絶対にやってない。尊敬でしかない」と、還暦超えレスラーに敬意を示している。

 風格漂うオーラもそうだが、長年第一線で戦い続けてきた秘けつはどこにあるのか。「体調管理、調整は常に気にかけているのは当たり前」とジャガーは言う。日々のストレッチ、柔軟体操は年を重ねるごとに入念に行うようになった。そうした自己管理術は、夫で医師の木下博勝氏も舌を巻くほどで、長年培ってきた経験から作り上げたものだ。

 大会成功へ向けて張り切る理由は、ほかにもある。今回、興行のプロデュースを初めて“JJ”こと長男・大維志くんが務めていることだ。その長男といえば先日、救急搬送されていたことが明らかになったが、すでに体調も回復しているという。「過呼吸なので、たぶん緊張とか何かそういのものが一気にあったと思う。呼吸ができないのでびっくりしたと思うのですが、帰ってきた時には元気でした。ご心配をおかけしました」と話すと、母親の表情を見せた。

 節目となる50周年へもあと3年。「期限は決めてやっていない。何年も何年もという思いで戦っていく」。区切りは全く意識していない。先を考えずに現役生活を貫く。(デイリースポーツ・水足丈夫)

 ◇ジャガー横田(じゃがー・よこた)1961年7月25日、東京都出身。77年に全日本女子プロレスに入団し、WWWA世界王者などに輝いた。2004年には医学博士の木下氏と結婚、06年に長男・大維志を出産した。

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