【野球】阪神・岡田監督と仙台との浅からぬ縁 ネットで話題「岡田さん、何で仙台でしゃべってるの?」

 2019年12月22日 もえスポ年末SP(東日本放送提供)
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 阪神・岡田彰布監督(65)が6日・楽天戦(楽天モバイル)の試合前、khb東日本放送のインタビューに応じていた。仙台の放送局がビジターチームの指揮官を直撃するのは超異例だ。岡田監督と仙台の縁とは-。東日本放送報道制作局スポーツ部の加藤京太朗チーフデスク(49)と鈴木健太郎ディレクター(41)に話を聞いた。

 インタビュー中、岡田監督は終始ニコニコ顔だった。和やかな雰囲気からも両者の親密ぶりが伝わってくる。2015年、東日本放送が解説者としてオファー。もう付き合いは9年目を迎える。

 「最初は怖かったですよ。レジェンドですし。あの岡田さんだよね?というところからスタートしてるので」

 同局の加藤チーフデスクは苦笑いで当時を振り返る。大阪、広島、名古屋の野球中継がそうであるように、仙台でもOBによる解説は楽天寄り。イーグルス応援ムードの中、「監督経験がある方に、監督目線でお話ししてもらったら面白いんじゃないか」という声が局内で上がったという。

 解説の評判は上々だった。仙台でも歯に衣着せぬ“岡田節”は健在。鈴木ディレクターは「他の解説者の方がオブラートに包むことを岡田監督はズバッと言ってくれました」と感謝しきりだ。

 楽天-オリックス戦が中心だが、数年前には甲子園で行われている阪神-楽天戦を仙台で解説したこともあった。「何でこっち来てしゃべらなあかんねん。(甲子園まで)車で30分のとこに住んでんのに」。そうボヤキながらも、サービス精神を発揮して番組を盛り上げた。

 「khbと岡田さんのつながりって何?」「岡田さん、何で仙台でしゃべってるの?」

 ネットで話題になる中、同局のスポーツ情報番組「もえスポ」にも準レギュラー出演を果たす。探偵ナイトスクープにあやかり、肩書は最高顧問。牛タンやゴルフも満喫し、指揮官もご機嫌だ。「次いつ?」と尋ねるなど月に一度の仙台出張が楽しみになっていた。

 昨秋、岡田監督が阪神の監督に復帰すると同局は歓喜した。加藤チーフデスクは関西までお祝いへ駆けつけ、交流戦でのインタビューも依頼。今回、義理堅い指揮官が約束を守ったというわけだ。

 「リーグ優勝して岡田監督が喜んでる姿を見たい。甲子園で舞っている姿をイメージしています」。岡田監督ファンの加藤チーフデスクは熱く語る。杜の都から“アレ”の瞬間を待ち望んでいる。(デイリースポーツ阪神担当・杉原史恭)

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