【野球】大勢“離脱”でどうなる巨人の新守護神問題 中川有力も、意外な名前も

 巨人の絶対的な守護神・大勢投手(23)が、コンディション不良のため“離脱”することになった。抑え不在のピンチを一体、どうやって切り抜けるのか-。巨人担当キャップ・伊藤玄門記者が探った。

 Aクラスに定着し、V争いに参戦したい中、想定していなかった緊急事態を迎えた。現時点では一時的ではあるが、大勢が戦列離脱。25日・広島戦(マツダ)でベンチ入りメンバーから外れ、27日(秋田)と28日(盛岡)のヤクルト2連戦はチームに帯同しないことが決まった。

 今季は24試合で2勝14セーブ、防御率3・00をマークしている2年目右腕。蓄積疲労によるもので、原監督は「まだ、できたてホヤホヤの選手だからね」と説明。「東京ドームで会おうということにしてます」と30日・阪神戦(東京ド)で再合流する見通しだ。

 まず27日からのヤクルト2連戦をどうしのぐかの問題に直面している。有力な新守護神候補は中川だろう。故障から復帰して5月に育成から支配下となった左腕。今季は13試合に登板して防御率2・31と安定感があり、19年に16セーブをマークするなど通算24セーブの実績がある。

 右腕ならば5月にオリックスからトレードで移籍した鈴木康を起用する手もあるのではないか。150キロを超える直球が武器の豪腕。直近の24日・広島戦(マツダ)では2回を無失点に抑えた。オリックス時代の21年には2セーブをマークした経験もある。

 昨季から守護神として君臨してきた大勢の“離脱”が痛いことは間違いない。左右の打者に対応するため“日替わり”でストッパーを起用する可能性もあるだろうが、今はブルペンの全員で抜けた穴をカバーしていくしかない。(デイリースポーツ・伊藤玄門)

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