【野球】なぜ大谷翔平は愛されるのか 小中高生の子を持つママと球児の母に緊急アンケートしてみた
193センチの高身長に、化粧品のCMにも起用される甘いマスク。鍛え上げられた分厚い胸板に太い二の腕。勝負どころで見せる鋭い眼光と、誰にでもフレンドリーに接するギャップが見る者の心をつかんで離さない。エンゼルス・大谷翔平は、なぜこれほどまでに愛されるのだろうか。
緊急アンケートを実施してみた。大谷翔平の魅力は何か-。小中高生の子供を持つママと、子供が野球と触れ合っている球児の母親の回答は、実に興味深いものだった。
球児の母親たちから一番多く寄せられた声は「こんなに楽しそうに野球をやってる表情がたまらなくいい」という声だった。「私の子は、小学生の頃は楽しそうに野球をやっていた記憶があるのですが、中学、高校と進むにつれて、楽しさの度合いが減少しているような気がします」「レベルの違いはあると思いますが、ウチの中学生の息子は楽しいというより、苦しいという思いが強いように思います。まだうまくなっている途中で、楽しめることの方が少ないのかもしれませんが、いつか大谷選手のような顔色で野球を楽しんでくれればいいんですけどね」「投手と野手の二刀流でどちらも世界トップレベルの成績を残している。単純にすごいとしか表現できないですし、どこまでやってくれるのか楽しみは尽きません」「野球というのは、こんなにも楽しいものなんだというのを表情、体全体から伝えてくれている」という言葉に代表されるように、野球を心の奥底から楽しんでいることが画面から伝わってくることが大谷の魅力だという意見が多かった。
子供が野球に接していない母親からは「大谷選手を自分の子供のように思って応援しています。決して自分の子供と比較しているわけではありませんが、大谷選手の表情、しぐさ、立ち居振る舞いは、見ている人を純粋に応援させたくなる何かがありますね」「インタビューを見るたびに水原通訳との絆の強さを感じますし、彼に対するリスペクトも感じます。監督、コーチ、チームメートに対する態度も素晴らしいですし、大谷選手の人間性が惹きつけられる要因のひとつですね」「これまで野球選手にはゴツゴツしたイメージを持っていましたが、大谷選手がその概念を崩してくれました。さわやかだし、愛嬌もあるし、笑顔も可愛いし。目も澄んでますしね。非の打ちどころがないですよね」といった人間性、ルックス面から大谷の虜になったというママも少なくないようだ。
リーグトップを独走する28本塁打(日本時間29日現在)を放ち、日本選手初の本塁打キングを視界に捉える。これまでにも不可能と思われてきたことを現実としてきた異次元の能力の持ち主。声援を力とし、成長を続けてきた。7月5日に29歳を迎えるが、進化の終着地は誰にも見えず、大谷翔平はこれからも多くのファンに愛され続ける。(デイリースポーツ・鈴木健一)