【野球】「なんで日本は女性だけ?」日米バレンタインデー事情を熱く語っていた水原一平通訳 かつての番記者が語る大谷翔平との関係性と仕事ぶり
大谷翔平投手がドジャースと大型契約を交わし、エンゼルスで通訳を務めた水原一平さんの動向が気になっていたが、今後もパートナーを務めることにひと安心した。
日本ハム担当記者時代に話しかけやすい、親しみやすさから「一平さん」と呼ばせてもらっていた。多くの外国人選手への取材では、いつも好意的に通訳をしてもらった。ドジャースの入団会見で2人が並んだ息の合った掛け合いは、当時の札幌ドームで2人が会話する姿と重なり、ほほ笑ましく思えた。
父親の仕事の関係で、高校まで米国で滞在していたという。学生時代について「ハイスクールの部活動はアメリカもあるんですが、自分は春はサッカーをやって、秋はバスケット部でした」と話していた。
日本ハム当時から、仕事に対して手を抜かない人という印象だったが、2016年2月の日本ハムのアリゾナキャンプで、興味深い話を教えてくれた。2月14日前後だったと記憶している。日本ハムの選手で誰がチョコレートを多くもらったかを取材しなければならず、アメリカのバレンタインデーの事情を一平さんに聞いたことがある。
日本では女性がチョコレートを渡すが、アメリカでは男性が渡すことがルールということを一平さんに教えてもらった。米国時代に渡したことがあるという一平さんは「なんで日本は女性だけなんですかねえ」と熱く話していたのが印象に残っている。
仕事熱心な一平さん。大谷が心地よく野球をやる上で、一平さんの存在があるからこそ、大谷も遠慮せずに仕事を頼めると思う。ドジャースで夢のワールドチャンピオンを実現させ、2人が喜ぶ姿を見たい。(デイリースポーツ・水足丈夫)