【野球】元阪神エース・井川慶氏が体感した阿部巨人のムードとは「雰囲気の良さを感じました」

 がっちりと握手を交わす井川慶氏(左)と阿部監督(撮影・佐藤厚)
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 阪神で活躍しメジャーでもプレーした本紙評論家の井川慶氏(44)が22日、巨人キャンプ地を訪れた。阿部慎之助監督が新たに就任したチームは「雰囲気の良さを感じた」とし、今シーズンは阪神の強力なライバルになりうると予想した。

  ◇  ◇

 23日の巨人-阪神戦を前に、巨人のキャンプを見させていただきました。まず僕自身、これまで日本では、所属していた阪神、オリックス以外のキャンプを見ることがなかったこともあって、すべてが新鮮で。その中で、阿部監督になってどういった空気感なのかを楽しみにしていましたが、やはり雰囲気の良さを感じましたね。

 ちょうどランチ特打のタイミングで、阿部監督にあいさつさせてもらいました。特別、親交があるわけではなく、阿部監督との会話でいうと、それこそ現役時代の、メジャーに行く前の日米野球とかオールスターまで、さかのぼらないといけないぐらいで。この日も少しお話しさせてもらっただけですが、「とにかくがんばるわ」とおっしゃった時の雰囲気から、これからのことを非常に楽しみにされているのだなと感じましたね。

 練習を見ていても、もちろん主力に坂本選手や丸選手もいますが、全体的に若返っていくところなのかなという印象で、それは阿部監督も望まれていることなのかなと。まだ若く、2軍でも監督をされていたので、若い選手たちがより付いていきやすいのかなと。そういったきっかけで選手が変わり、チームとしてもいい方向に変化することがあると思います。

 ブルペンでは、久保康生巡回投手コーチとお会いできました。阪神時代に非常にお世話になりましたし、当時の懐かしい話だけでなく、今の時代における投手の指導についても伺えました。タイガース時代もそうでしたが、久保さん自身、選手への指導については常にアップデートされている方であると、改めて思いましたね。

 ここまでのキャンプについても「全体的にレベルが上がっていて楽しみ」ということや、雰囲気の良さも言われていましたね。ここから立て直していくという、強い意志みたいなものも感じられました。新生ジャイアンツがどういったチームになっていくのか。王者の阪神にとっては強力なライバルとなるチームだと思うので、今後も注目していきたいと思います。

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