【野球】日本球界復帰でどうなる筒香の背番号問題 愛着ある「25」は古巣DeNA以外の11球団はすべて埋まっている

 日本球界に復帰濃厚な前サンフランシスコ・ジャイアンツの筒香嘉智に、大谷翔平選手のような背番号狂想曲が持ち上がるのだろうか。

 巨人の阿部慎之助監督が7日のDeNA戦(東京ドーム)後、ジャイアンツをFAになった筒香の獲得調査を明言。古巣のDeNAをはじめとするNPB球団や韓国KBOリーグの斗山ベアーズの参戦情報などもあり、獲得レースはヒートアップしている。

 2020年に渡米するまでDeNAで968試合に出場して打率・285、205本塁打、613打点の成績を残した大型スラッガーだけに、日本球界復帰は大きな話題になるに違いない。

 筒香が日本球界でのプレーに踏み切った場合、注目を集めそうな話題がある。それは背番号の問題だ。たかが背番号というかもしれないが、ドジャース入りした大谷がそれまでエンゼルスで背負っていた背番号「17」を同僚のジョー・ケリー(25)から譲ってもらった。そのお礼として、大谷がケリー夫人にポルシェの新車を贈ったことが日米で報道されたのは記憶に新しい。

 筒香の場合、12年にDeNAで背番号「25」をつけて以来、日本ではその番号で通してきた。19年にレイスと2年総額1200万ドルで契約した際の背番号も「25」で、21年5月にドジャースに金銭トレードされるまでその番号だった。さらに、21年8月にパイレーツとメジャー契約を結んだ際は「28」だったが、オフにはこの「25」に戻している。

 それだけ愛着のある番号といえるが、実はNPB12球団でこの「25」が空き番号になっているチームが、今季はDeNA1球団しかない。巨人の背番号「25」といえば不動の4番である岡本和真(27)だ。仮に筒香の入団が決まってもこの愛着ある番号を譲るとはとても考えられない。また、メジャーから復帰した秋山翔吾を獲得した広島も攻撃の軸として期待したマット・レイノルズが左肩痛、ジェイク・シャイナーが右手中指剝離骨折で出場選手登録を抹消されており、獲得に興味津々だろう。その広島の背番号「25」は新井貴浩監督だ。

 かつて、広島で背番号「34」をつけていた川口和久氏から巨人にFA移籍した際、「巨人の34は永久欠番。それに新しいチームで34より1回り大きな選手になるため、1から10まで並べて3と4の外側にある2と5を選んだ」と聞いたことがある。

 筒香がDeNA以外のチームを選んだ場合、どんな理由で新たな背番号をチョイスするのか。仮に「25」をゲットした場合、どんな交換条件が付くのか。それはそれでひとつの楽しみで仕方がない。(デイリースポーツ・今野良彦)

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