【野球】柴田恭兵72歳 美フォームからのストライク投球にファン騒然 草野球は「多いときに8チーム」専門家は「アスリートの筋肉」

 セレモニアルピッチを務めた柴田恭兵=25日
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 「帰ってきた あぶない刑事」に出演する舘ひろし(74)、柴田恭兵(72)のタカ&ユージのコンビが横浜スタジアムを、熱狂させた。

 25日のDeNA対広島戦。セレモニアルピッチで、柴田がしなやかな投球フォームで投じたボールは、ベース板を通過しノーバウンドでミットに収まった。タカこと舘ひろしが、派手なジェスチャーでストライクのコール。ハマスタは騒然となり、146歳の2人が舞台あいさつで口にしてきた「最強バディ」の魅力をスタンドのファンに示した。

 2人の高齢者と呼べない若々しさは、10代からの部活動にある。舘さんは愛知・千種高校ラグビー部元主将で、文武両道の学校ながら99年母校の花園初出場、1回戦突破時には応援に駆けつけ、アドバイスを送ったことが当時、話題を呼んだ。

 柴田も根っからの野球少年。野球部出身で、元プロ野球担当記者が見る限り素人の投げ方ではないのが分かる。体のしなやかさはどこにあるのか。スポーツ紙取材会で聞いてみたが、やはり秘訣(ひけつ)はあった。

 日頃の運動について「軽いストレッチぐらいですね。朝、顔を洗って洗面台でストレッチをするぐらいは毎日はしていますけどね」と話したが、それだけではない。スポーツマッサージャーに日頃からメンテナンスをしてもらっていると明かしてくれた。その方から「筋肉がとっても柔らかく、柴田さんの筋肉はアスリートの筋肉ですねって言われたことはありますよ」と専門家からもお墨付きをもらっていたのだ。

 俳優になった後も、野球を続け、在京キー局の野球チーム入りしたという。「多い時には8チームぐらいに入ってましたよ」。現在も2チームに入っていて、野球をこよなく愛する柴田が、傾斜のあるマウンドで、違和感なく投げられるのはうなずける。

 映画では迫力のある全力疾走で街を駆け抜けた柴田。「全力で走って、全力でアクションをして、次の日、全身の筋肉がつりました。でも、やってよかったです」と、セレモニアルピッチを盛り上げたように、タカ&ユージにはまだまだ衰えぬ体で、次作も期待したい。(デイリースポーツ・水足丈夫)

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