【野球】なぜ?30周年を迎えたつば九郎が絶大な人気の理由 村上が青木がヤクルトメンバーが証言 遠征先の内野手会にも参加

 今年、ヤクルトの球団マスコット・つば九郎が30周年を迎えた。球団ホームページによると「デビュー当初はまだまだ存在感の薄いマスコットだった」と今からでは想像のつかない若かりし時代から、今ではプロ野球史上一羽目となる、主催2000試合出場など功績はピカイチ。その人気の理由を、親交あるヤクルトメンバーが証言する。

 チャーミングな顔立ちに、怖いものなし?の筆談トーク。選手をしのぐ大人気ぶりで、今やチームに欠かせない唯一無二の存在になった球団マスコットが都内にいる。その人気の理由を追った。

 まず、毎年グッズ売り上げで壮絶なデッドヒートを繰り広げる主砲・村上に聞いた。「ハハ」と笑うと「もう負けですね」と続ける。先日、名古屋遠征で行われた内野手会にもまさかの参加だったという一羽。村上の実家には、購入して手に入れた人形があるらしく「包み隠さず、時事ネタとかぶっ込んでくるところ。面白いっすね」と愛され力に魅了されていた。

 これには青木も賛同。「筆談がポイントじゃん。クスッと?もちろん。いつも見て笑っているよ。時事ネタとか結構ぶっ込んでくるから。わかりやすいよね」とうなずくと、ユニホーム贈呈式でプレゼンターを務めた川端は「ビール1口、2口で全部飲んでたよ、ジョッキで」とパトロール中に見た裏の顔を暴露だ。

 主将・山田は「わかっているよね」と独特な言い回し。「一線を越えないっていうか。ギリギリのラインを常に攻めている」と時事ネタしかり、選手らのイジリ方も的を得ている「性格の分析力」に着目した。ヤクルトナインの枠にとどまらない。契約更改の席ではロッテ・佐々木を、開幕日には直前に帰国して話題となった元巨人・オドーアをイジるなど、野球ファンの心をつかんだ。

 さらに30周年を祝したイベントで、花束贈呈役に笑みが止まらなかった高津監督。苦楽をいくつも共にした指揮官と一羽だ。さぞ、たくさんの思い出にあふれているのかと思えば…。「言えるような思い出は特にない(笑い)」。目尻を下げながらの塩対応ぶりに、あふれる愛情がある。人気の理由は「常に毒を吐くから」と単純明快だ。

 みんな大好き、その名もつば九郎。1994年4月9日-デビューしてから30年の月日を重ね、監督、選手、ファンから愛される唯一無二の存在になった。(デイリースポーツ・松井美里)

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