【芸能】ゲーム好きが高じてモンスト関連音楽担当 シクラメンの電球 独立後初のアルバム発売&ライブツアーと大忙しもモンスト愛は永遠
3月に独立した3人組ポップグループ・シクラメンのトラックメーカー(作曲、編曲担当)・電球は、グループの楽曲制作に携わる一方で、趣味のゲームが好きすぎてスマホゲームの関連音楽も担当している。11月1日には独立後初アルバムとなる「スダコ2」を発売。同月2日からは独立後初の6会場7公演のライブツアーを開催するなど大忙しだ。
「スダコ2」に収録されている楽曲の作編曲や配信準備などを担当した電球は、移動や音楽制作の合間にスマホを手にゲームに熱中する。子どものころからゲーム好きで任天堂DS、PSPなども一通りプレーしてきた。
そんなゲーマーが「総プレー時間で言えば、ドラクエ全シリーズの合計時間よりも長い」と熱狂しているのが、ミクシィ(MIXI)が手がける人気スマホゲーム「モンスターストライク(モンスト)」で、もう10年以上もハマっている。
「マルチプレーが楽しい。移動の車内でメンバーと遊んだり、友人と通話しながら遊んだり。対戦ゲームではなく協力プレーが本質にあるという部分で自分に合っていました」という。
続けて「一見キャラクターを弾くだけのシンプルなおはじきゲームなのですが、突き詰めていくと3、4手先まで考えてプレーするカジュアルな将棋のような感覚なのです。あれこれ計算したり考えたり、それを友達と話しながらプレーする楽しみは自分にとって今までのゲームではあまりなかったベクトルでした」と熱く語った。
音楽家として創作活動をなりわいとしている。その一方でこれだけゲーム愛を熱く語る電球をゲーム業界も放っておくはずがない。
一昨年、モンストのフェスに参加した際、知人を通じてモンスト運営関係者(モンスト中の人)を紹介され、これをきかっけに公式YouTubeに出演。その後、公式TikTok用の楽曲製作を依頼された。
電球は「公式でお仕事をさせていただいたのが、本当にうれしくて。作詞作曲、編曲まで。あとレコーディングのディレクションとかもやりました。加えてレコーディングデジタルディレクションまで一任させていただきました」と、心血を注いで楽曲を作った。
次なる夢もある。ゲーム内の音楽担当だ。「僕が尊敬する大音楽家の先生がやられてる。一部でもいいんで、いつかお仕事でご一緒してみたいなっていうのは夢ですね」と、モンストへ情熱は高まる一方だ。
そんな中で本業のシクラメンとしての活動も忙しくなっている。3月に所属事務所から独立し、11月に独立後初のアルバム「スダコ2」を発売。11月には単独ライブツアーも開催した。
「独立してから一番思うことは、こんなことも事務所の方はやってくれてたんだと。自分たちでやらないと気づけない大変さみたいなものが思った以上に多くて」
独立してからは音楽活動だけでなく、営業や宣伝などを含めてリーダーのDeppa、メインボーカルの肉だんごの3人が協力している。そんな中での6会場7公演の単独ライブが無事に終わった。
「結構、評判がよかった。自分たちが想像してたよりも良くて。すごく安心してるというか、僕らも楽しんでいたけど、いろんなことが初めてだったんで」
ほとんどの会場が満員となり、東京では2日とも前売りチケットが売り切れとなる盛況ぶりだった。2月に大阪、3月には関東5会場での単独ツアー、4月も静岡・浜松での2日間の単独ライブを予定している。
忙しい日々が続くが「合間はほぼほぼモンストです」と笑った電球。音楽活動とともにモンスト愛はどこまでも深い。