【野球】「バース、掛布、岡田」のウェイポイント廃止へ SNSで惜しむ声「阪神ファン退局か…」
航空局が9日、3月20日に改定される予定の航空路誌を公表した。神戸空港のホームページ上で紹介。この改定には神戸空港の国際化と、関西空港の管制容量引き上げに備えた新たな飛行経路が含まれているという。
今回の経路見直しによって、数多くのウェイポイントが新設される一方で廃止もある。神戸空港近くの瀬戸内海上空では、阪神の選手名から付けられた「KAKEF(掛布)」「BERTH(バース)」「OKADA(岡田)」も含まれ、兵庫県にゆかりのあったAYAYA(姫路出身の歌手・松浦亜弥から)やAKASI(明石の地名から)のウェイポイントも今回の改定で廃止となる。
ウェイポイントは経路上の地点情報のことで、日本の領空内に1000カ所以上ある。飛行の際、パイロットはウェイポイントを報告し、これで空中での事故は避けられている。世界共通のルールとしてアルファベット5文字を使用。日本では国土交通省航空局管制課空域調整整備室が、関係する管制機関の航空管制官等と相談した上で設定しており、ポイントが位置する地名のほか和歌山の「MIKAN(みかん)」や九州の「LAMEN(ラーメン)」といった各土地の名産品など、ユニークなウェイポイントもあるという。
2016年にはスカイマークが羽田発、神戸行きで阪神とのコラボ便「タイガースジェット」を使用した招待フライトを運航。23年ぶりのリーグ優勝と球団史上初の日本一を達成した1985年にちなんで「1985便」とし、に飛行ルートは「BEATH→KAKEF→OKADA」のウェイポイントを通過した。
今回の廃止についてネット上でも「これは知らなかった」「そもそもバース、掛布、岡田のウェイポイントが神戸空港の航路に設定されてたってのがおもろい」「決めた人も承認した人も絶対虎ファンやん」「航空局から阪神ファンの人が退局した疑惑」など惜しむ声が続々とあがっている。