渋野日向子 ファインダー越しに見た復調の兆し

18番ホール、紅葉を背に晴れやかな笑顔を見せる渋野日向子=千葉・グレートアイランド倶楽部(撮影・開出牧)
18番ホール、紅葉を背にセカンドショットを放つ渋野日向子=15日、千葉・グレートアイランド倶楽部(撮影・開出牧)
18番ホール、紅葉を背に晴れやかな笑顔を見せる渋野日向子=15日、千葉・グレートアイランド倶楽部(撮影・開出牧)
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 復調の笑顔だった。22歳の誕生日を迎えた女子ゴルフの渋野日向子(サントリー)である。

 15日、千葉県長南町・グレートアイランド倶楽部で行われた伊藤園レディス最終日。インスタートからの18番ホール、セカンドショットをグリーン中央に乗せると、晴れやかな笑顔を見せた。

 今季国内初の予選通過を果たしたものの、初日から苦しいゴルフ。最終日もスタートホール(10番)こそバーディーだったが、序盤は精彩を欠いた。ラウンド中に険しい表情を見せることも度々あったが、18番ホールのセカンドショットで見せた笑顔は実に晴れやかだった。紅葉と“スマイルシンデレラ”の融合に魅了されつつ、ファインダー越しに“復調の兆し”を感じた。

 その後もショットは安定し、後半は連続バーディーなどでスコアを伸ばし、通算4アンダーで今季国内4戦目で最高の23位となった。右足裏の痛みと戦いながら今季初Vを目指すスマイルシンデレラに、ガラスの靴はいらない。(デイリースポーツ・開出牧)

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