シーズンの疲れを癒やしつつ、秋季練習で体を動かすカープナイン。気分転換とはならないまでも、本来とは異なるポジションに就いてノックを受けるメニューがある。内野で守る野間（左）、外野で打球を追う小園（中央）、遠藤（右）らが慣れない動きに苦戦しながら必死にボールに食らいつく。ぎこちない動きを見せ、時折起きる笑い声がグラウンドの空気を和やかにさせる。

　１２日に新井貴浩新監督が誕生し、カープは生まれ変わる。将は自らが経験した伝統の猛練習復活を予告。鯉戦士はさらなる戦闘力アップへ向け“限界”への挑戦が待っている。「ファンをワクワクさせる」新井野球の実現へ英気を養う選手たちだが、案外春はすぐそこなのかもしれない。