ギネスも認めたパーフェクトピッチャー佐々木朗希の“素顔”激写!ファン感の舞台裏で
どこにでもいる少年のような笑顔だった。13者連続三振&最年少バッテリー完全試合達成でギネス世界記録に認定されたパーフェクトピッチャー、ロッテ・佐々木朗希投手(21)だ。
20日のファン感謝デーの紅白戦に代打で出場し、雨の中で観戦していたファンを大いに沸かせた。その舞台裏でのことだ。
紅白戦の最終回、雨にぬれながら一塁側ベンチ横のカメラマン席で撮影していた私は、佐々木の出番はないと思っていた。開会セレモニーと千葉県知事賞授与式、そしてギネス公式認定証授与式だけに登場すると聞いていたからだ。
試合は最終回。一塁側ベンチの動きが慌ただしくなった。そわそわし始めた背番号17にレンズを向けた。一度、ベンチ裏へ消えると、バッティンググローブはめて再び現れ、バットを握ると、満面の笑みを浮かべた。代打を命じられたことは容易に想像できたが、グラウンドでは見せることのない“素顔”がそこにあった。純粋に野球を楽しむ少年のような笑顔を浮かべていた。
「ホームランを打ちます!」と予告しスタンドを沸かせ、雨の打席に立ち楽しそうな表情を浮かべた。遊ゴロに倒れたものの、この日、一番の盛り上がりを見せた。
コロナ禍の影響で3年ぶりの有観客開催となったファン感謝デー。ルーキーイヤーから中止となり、コスプレを披露するチャンスを逸していた。もしかしたらと淡い期待を抱いたが、グラウンド中央のステージでコスプレを披露したのは女房役のルーキー、松川虎生だけだった。
ファン感謝デーならではの“コスプレ”を撮影できなかったのは残念だったが、ギネス世界記録に認定された「令和の怪物」の、“素顔”を見られて、ほっとした。(デイリースポーツ・開出牧)