モデル並みのアドリブポーズを連発したのが、女子ゴルフ・原英莉花（２３）＝ＮＩＰＰＯＮ　ＥＸＰＲＥＳＳホールディングス＝だ。

　２１日に都内のホテルで行われたＬＰＧＡアワードのドレスアップセレモニーに、スリットの入ったブラックドレスにミンクのコートを羽織って登場。大勢のカメラマンからは「オ～！」という声が漏れ、その場の空気が一変した。

　カメラマンがポーズを要求するまでもなく、シャッターのリズムに合わせて次から次へとアドリブでポーズを決める。

　私は何度も国内の某コレクションで、ランウェイを歩いてアドリブのポーズを決める大勢のモデルたちを撮影したが、この日の原はそんなモデルと遜色なくコレクションのランウェイを歩く姿をイメージできた。人前で思いのままに体を操る能力は、ゴルフで培ったものなのか、はたまた天性のものなのか。

　表彰式では大きく背中が開いたドレス姿で会場を魅了。今年はツアー優勝こそなかったが、日本女子プロゴルファーの代表としての役割を担う「ブライトナー」１期生としての働きを全うし、特別賞を受賞した。引き続きブライトナーとして期待されており、ＬＰＧＡにはなくてはならない存在だ。

　来年もゴルフコースという広大な“ランウェイ”で、優勝に向かって優雅に歩く姿を見せてくれるだろう。（デイリースポーツ・開出牧）