まるで大谷翔平のようなロッテ・佐々木朗希
まるで大谷翔平を見ているかのようだった。5日のソフトバンク戦(ZOZOマリン)に先発したロッテ・佐々木朗希の事だ。ソフトバンク打線を相手に5回を投げ無安打無失点12奪三振の快投を見せた。だが“大谷の様だ”と感じたのは投球もさることながら、降板後のベンチでのふるまいだ。
仲間がヒットを放てば腕を振って大声で打者を祝福し、後を継いだリリーフ陣が併殺でピンチを切り抜ければ、ガッツポーズでベンチから飛び出した。3月、世界一に輝いた侍ジャパンのWBCでの戦いでは、大谷がグラウンド上でもベンチの中でも、誰よりも大きなジェスチャーで喜び、チームを鼓舞していた。その姿がロッテのエースと重なる。
さらに延長戦では打線がチャンスを作ると、ロッテファンの代名詞の跳びはねながら歌う♪「おーおーおーおー」のチャンステーマを口ずさみながら、ベンチの中でジャンプ。さすがはマリーンズのエース!チームへの愛は深い。もうここまで来ると“大谷”超えと言っても過言ではないかもしない。
160キロを超すキレキレの投球と、ベンチで仲間を鼓舞する熱い姿。佐々木朗が出場する日は、最初から最後まで彼から目を離すことはできなさそうだ。
(デイリースポーツ・吉澤敬太)