阪神・ノイジー クールだと思っていたけど アツくて心優しき助っ人
驚異的な強さで首位を快走する岡田阪神。不動の3番打者として猛虎打線の中枢を担うのが、助っ人ノイジーだ。
2月の沖縄キャンプからレンズを向け続けてきて、その印象は一言で言えば「クールな男」。他のナインにいつもイジられるミエセスとは対照的に、試合前のアップもひとり黙々と独自メニューをこなし、快打を放っても表情変えず淡々。われわれカメラマン泣かせ(笑)の選手だ。
しかし、この日は違った。5回、右飛に倒れると、バットをグラウンドにたたきつけて怒りをあらわに。すると再びチャンスで迎えた同点の7回、初球を中前に運び勝ち越し。結局これが決勝打となり、無敵の8連勝をたぐり寄せた。
試合後のヒーローインタビューでは、3勝目を挙げた才木と歓喜の抱擁。その後は、集まったファンの子どもたちと優しい笑顔でタッチを交わした。徐々にその熱き感情を見せ始め、“画になる男”になってきたノイジーが打ち続ける限り、猛虎の快進撃は止まらない!(デイリースポーツ・高部洋祐)