巨人から移籍のロッテ・ポランコはプラスアルファをそなえた助っ人だ!
チームになくてはならない、ムードメーカーになりつつある。巨人から移籍したロッテの主砲、グレゴリー・ポランコ外野手(31)だ。
22日のロッテ-ソフトバンク戦の三回、レフト前に2点適時打を放ち貴重な追加点を挙げると、一塁側の自軍ベンチに向かって愛嬌(あいきょう)たっぷりの笑顔でポーズを決めた。序盤の3回を無失点に抑えていた先発の西野には大きな援護であり、後半戦を迎えたチームを鼓舞する適時打とパフォーマンスとなっただろう。
初回1死一、三塁の場面で二ゴロを打ち、併殺で先制の好機をつぶしたかと思われたが、一塁へ全力で走りセーフに。併殺崩れの間に三塁ランナーの藤岡が生還し先制点を奪った。打ち損じても、必死に走る姿が残像に残っていただけに、愛嬌(あいきょう)のあるパフォーマンスがよりほほえましく思えた。こうした人間味あふれる、憎めないキャラクターは、昨年まで在籍していた優良助っ人外国人のマーティンやレアードと共通しており、ムードメーカーになりうる、プラスアルファだ。
16日の楽天戦(ZOZOマリンスタジアム)では2番・DHで先発出場し5打数4安打3本塁打の大活躍を見せ、巨人時代の夏場に弱いイメージを払拭している。後半戦の優勝争いには、なくてはならない存在となりそうだ。(デイリースポーツ・開出牧)