ネイマールが出なかったPSG日本ツアー 最もエキサイトしたのはピッチサイド!?
1日、国立競技場で昨季の欧州チャンピオンズリーグ準優勝のインテル・ミラノに1対2で敗れ、3戦未勝利でジャパンツアーを終えたパリ・サンジェルマン。
3月に右足を手術した影響もあってか、注目のブラジル代表・ネイマールは、結局1試合もピッチに立つこと無く日本を去った。アルゼンチン代表のメッシやフランス代表のエムバペもいた昨年の同ツアーと比べると注目度の見劣りは否めず、高額な観戦チケットを購入してスタジアムに集まったファン、サポーターにとってはフラストレーションのたまる内容だったかもしれない。
そんなツアーにおいて、最も熱い戦い!?を見せたのはピッチサイドの2人だったかもしれない。選手時代はレアル・マドリードやバルセロナで活躍し、スペイン代表監督も務めたパリ・サンジェルマンのルイスエンリケ監督は、終始ピッチサイドに立ち、大きな声と激しいジェスチャーでイレブンに指示を送り続けた。対するインテルも、兄のフィリッポ・インザーギとともにかつてセリエAで活躍したシモーネ・インザーギ監督が、時にはタッチラインを越えてピッチに入ってしまうほど、熱く選手を鼓舞し続けた。
闘争心あふれる2人の姿は、国際親善試合とは思えぬほど。ビッグクラブを率いる覚悟と飽くなき勝利への執念をひしひしと感じ、思わずプレーそっちのけで見入ってしまった。(デイリースポーツ・吉澤敬太)