中日・中田翔のフリー打撃を激写!ファインダー越しに感じたスター性と野武士野球

華がある!フリー打撃で代名詞の“フルスイング”を見せる中日・中田翔=1日、北谷(撮影・開出牧)
絵になる野武士だ!ドラゴンズのユニホームを身にまといフリー打撃を行う中日・中田翔=1日、北谷(撮影・開出牧)
金色の丸刈りでキャンプイン!違和感のないユニホーム姿でグラウンドに現れた中日・中田翔=1日、北谷(撮影・開出牧)
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 「中日春季キャンプ」(1日、北谷) 

 やっぱり絵になる、華がある。ドラゴンズのユニホームに身を包み、移籍後初のフリー打撃を行った中日・中田翔内野手(34)だ。

 キャンプ初日から打撃ケージに入った背番号6。柵越えこそなかったものの、右へ左へ、ライナー性の鋭い当たりを飛ばし、快晴の南国の空に快音を響かせた。

 外野スタンドから望遠レンズで撮影しながら改めて「絵になるな~」と思った。バットを構える姿から振り切りまで、ダイナミックで“華”がある。

 3度の打点王に輝いた日本ハム時代から勝負強いバッティングは光っていたが、私はスタンドを沸かせるフルスイングに、特に魅力を感じた。力勝負を挑むパ・リーグの野球が合っていたように思うのだが、今回、ドラゴンズに移籍したことによって、その魅力がさらに開花するのではないだろうか。

 ドラゴンズと言えば、野武士野球。1981年から指揮を執った近藤貞雄監督の野球が「野武士野球」と呼ばれ、「何をしてくるかわからない」豪快な野球が人気を博し、語り継がれている。

 ユニホームに違和感を抱かないのは、フルスイングが魅力の豪快なバッティングが持ち味だからだろう。“金色の丸刈り”でキャンプインするという、何をしてくるか分からない一面もある。これほど野武士野球にふさわしい選手はいないだろう。勝負強いバッティングとフルスイングで、“野武士魂”に火をつけるにちがいない。(デイリースポーツ・開出牧)

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