ロッテ・佐々木朗希が、カメラマンを驚かせる“スマイルパフォーマンス”を見せた!

 雄たけびじゃなく、とびきりのスマイルだった!5回、柳田を二ゴロ併殺に打ち取り笑顔でグラブをたたいて喜ぶ佐々木(撮影・開出牧)
 カメラマンを驚かせるパフォーマンス!5回、柳田を二ゴロ併殺に打ち取り、飛び跳ねながら笑顔でグラブをたたいて喜ぶ佐々木(撮影・開出牧)
力勝負だ!5回ソフトバンク1死一塁、真っ向勝負のストレートで柳田悠岐を二ゴロ併殺に打ち取ったロッテ・佐々木朗希=24日、ZOZOマリンスタジアム(撮影・開出牧)
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 雄たけびではなく、とびきりのスマイルだった。24日の対ソフトバンク(ZOZOマリンスタジアム)で、7回1失点の好投で今季4勝目を挙げたロッテ・佐々木朗希投手(22)だ。

 5回1死一塁、柳田悠岐を二ゴロ併殺に打ち取ると、飛び跳ねながら笑顔でグラブをたたいて喜んだ。ベンチに向かって何度も何度も…。一塁側で撮影して私を驚かせる歓喜のパフォーマンス。隣のカメラマンも目を丸くして、思わず笑顔で手をたたいていた。

 予想していたのは、雄たけびのガッツポーズだ。ランナーを背負った場面で、強力ソフトバンク打線の中核を担う柳田。抑えれば、間違いなく感情を爆発させるにちがいない。今季は、要所を抑えると、雄たけびをあげることが多い。自己ワーストの5失点のリベンジに燃える17日の日本ハム戦(ZOZOマリンスタジアム)では、悲壮感すら漂う雄たけびを上げた。

 前回のソフトバンク戦(4月23日、ZOZOマリンスタジアム)は3回まで無失点に抑えていたが、4回に今宮、柳田らにフォークを狙われ連打を許し、近藤に先制の左前適時打を打たれた。この日は真っ向勝負を挑み、渾身のストレートで柳田を打ち取った。前回のリベンジを果たし、ド派手な“雄たけびパフォーマンス”が飛び出すのかと思ったのだが、まさかの“スマイルパフォーマンス”だ。

 初回に近藤健介に先制の左越え適時二塁打を打たれ、好調ソフトバンク打線に飲みこまれるかと思ったが、追加点を許さなかった。味方打線が二回に岡の中前適時打で勝ち越すと、三回に味方のエラーでランナーを背負ったが、山川を161キロのストレートで遊飛に打ち取るなど、強気の力勝負でねじ伏せた。

 味方のエラーを帳消しにし、援護を受けた後はピシャリと抑える。野手との信頼関係を築くピッチングができていたからこそ、うれしさのあまり、笑顔のパフォーマンスとなって表れたのではないだろうか。(デイリースポーツ・開出牧)

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