写真で振り返る甲子園今昔物語【2】進化したスコアボードで変わらないものって? 手書き→電光掲示でデジタル化

 8月1日に開場100周年を迎える阪神甲子園球場。阪神タイガースのの本拠地として、また、春と夏には高校野球の聖地として、さまざまなドラマの舞台となってきた。甲子園といえば、ツタ、アルプススタンド、銀傘など数々のシンボルもある。100年の歴史を秘蔵写真で振り返る。その2。

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 【スコアボード】初代スコアボードは木製で右中間後方にあった。1934年にコンクリート製となり、現在の中堅後方に移された。スコアボードの文字は、83年までは職人が黒い板に毛筆で手書きしたものを使用。独特な明朝体の字形は「甲子園文字」と呼ばれた。84年に電光掲示方式の3代目が登場。文字はデジタル化された「甲子園文字」が継承された。93年にはカラー化されて動画も流れるようになった。11年にLED化、19年には表示面の一面化・大型化と進化を続けている。

 【アルプススタンド】内野席と外野席の間に位置し、高校野球応援団の“聖地”としても知られる「アルプススタンド」。観客増に対応するため、1929年に木造20段だった外野ファウルグラウンド部分のスタンドが50段の鉄筋コンクリート製に改修されて誕生した。命名の由来は、夏の高校野球で白シャツの観客で埋まった光景を見た漫画家の岡本一平がアルプスの山に見立てて「アルプススタンド」と表現したことから、その名で呼ばれるようになった。

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