ロッテのドラフト1位ルーキー・西川史礁外野手はパ・リーグ向きのスラッガーだ! フルスイングに華
フルスイングに“華”を感じた。ロッテのドラフト1位ルーキー・西川史礁外野手(21)だ。
7日にZOZOマリンスタジアムで行われたソフトバンク戦の五回2死、2番手の浜口遥大に三ゴロに打ち取られたが、バットを折られながらも躍動感あふれるフルスイングを見せた。
第2打席で左越え二塁打を放っているが、ほとんど変わらぬシルエットだ。バットを折られるほど詰まっていても、振り抜くことができる。つまり、ボールに合わせることなく自分のスイングができている、ということではないだろうか。
タイプは違うが、高校時代からフルスイングが代名詞だった中日・中田翔内野手が脳裏に浮かんだ。打点王に輝いた日本ハム時代の、三振してもスタンドを沸かせる豪快なフルスイングに、“華”を感じたものだ。
前日6日の広島戦(ZOZOマリンスタジアム)は三塁側のカメラマン席から撮影したが、第3打席の左翼線二塁打の振り切りは、実にダイナミックで画になっていた。数字には表れない魅力を感じさせる選手である。
オープン戦の成績は目下、・364の高打率。開幕クリーンアップも期待できるほどの活躍だ。投手との力勝負ができるパ・リーグだけに、スケールの大きい、華のあるバッティングに期待したい。(デイリースポーツ・開出牧)