マーケットや飲食店、音楽イベントも
10月中旬にはあすなろの木が見つかった富山県氷見市で掘り採り作業が開始される。その後、あすなろの木は、新幹線やロケット輸送で用いられる特殊車両と大きな船を使い、富山県伏木富山港を出航後、日本海から瀬戸内海を経て神戸まで1000km以上の距離を移動し、植樹される。11月17日には船から直接巨大クレーンであすなろの木をメリケンパークにて植え込む植樹式、12月1日には 内覧会、2日にはオープニングセレモニー、そしてイベント期間中はさまざまなクリスマスマーケットや飲食店が並び、音楽イベントなども予定されている。
「めざせ!世界一のクリスマスツリープロジェクト」は、神戸市の賛同もあり、神戸開港150年記念事業の関連事業として行われる。阪神・淡路大震災の鎮魂の想いから始まり、毎年300万人以上が来場する神戸ルミナリエと同時期に開催することで、復興した都市として、神戸から東日本大震災や熊本地震などの被災地への鎮魂、そして復興と再生の象徴として、日本のみならず世界へ、未来に向けた希望のメッセージを送る。
また、イルミネーションは最小限のエネルギーと自然の風を利用した有機的な演出を予定しており、メッセージ型の反射材オーナメントに参加者が未来へ向けた夢や希望のメッセージを書き込むと、毎週末のイベントとしてそれらをツリーへ飾りつける予定で、来場者は約1カ月間で100万人を目標としている。