アラサーの恋愛事情と「いきなり婚」 リンゴが説く“すり合わせ”の重要性
30歳前後、いわゆる「アラサー」女性の結婚観に、大きな変化が出てきているという。何と、交際期間をを経ずに、いきなり結婚まで到達する女性が増えているというのだ。12歳離れた夫を持つハイヒール・リンゴは、夫婦間の「すり合わせ」の重要性を説きつつ、「いきなり婚」に異論を唱えた。
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私の知り合いの女の子にも、もう恋愛とかはいいから、子どもだけ欲しいと言ってる子はいます。その子はもう40歳近いんですけど、恋愛とかしてたら時間ないし、早よ子ども産みたいし、子どもだけでええねん、みたいな。そんなので結婚して大丈夫なんかな、とは思うんですけどね。
私は33歳で、旦那はバツ1なので45歳で結婚したんですけど、食べ物とかでケンカになるんですよ。16歳と18歳で出会って、苦労しながら一緒にやってきたとかだったら、同じもの食べてるじゃないですか。33歳と45歳って、まあまあ別々に違うもの食べて育ってきてるんですよ。おいしいと思うものも違うし、それぞれがある程度生きてきてるから、細かいことで言うたら、食後に歯を磨くか食前に磨くか、休みはパジャマのまま朝ご飯食べるか、着替えるか、それこそ、パジャマで寝るかスウェットで寝るか、全部違ってくる。
だから、付き合う期間はあった方がいいと思うんです。すりあわせる時間は絶対いると思いますよ。赤の他人が一緒に住むわけやから、違うことは山ほどありますもん。子どもが欲しいから、恋愛期間なしっていうのは、絶対離婚するわと。若い人は離婚率が高くて、男の人は再婚するけど女の人はしないと言われているみたいです。
私は、自分の旦那がバツ1だからっていうのもあるけど、バツ1の男の人はいいと思うんですよ。これ以上もめたら絶対復旧できないというラインがわかってるし、何よりも、そのラインを姑さんがわかってるから。
姑さんは初め、自分の娘ができたと思うみたいなんですよ。でも、嫁に言わせると、別にあなたの娘になりたいわけではなく、たまたま結婚した相手の親やから大事にしますけど、嫁であって娘ではないっていうことなんです。そこのすりあわせができないと、ややこしくなるんです。そこをうまいこと旦那さんが立ち回ってくれたらいいけど、それがうまくいかなかったら大変ですよね。
うちは姑さんともめたことはほとんどないです。亡くなりましたけど、姑さんが賢かったんだと思うんです。娘やなくて嫁や、というのをわかってました。でも、1人目の奥さんの時は、一緒にご飯食べに行ったり、2人でお茶しに行ったりして、親子みたいに見えるって外で言われることをものすごい誇りにしてたみたいなんですよ。奥さんの方がどう思ってたかはわかりませんが。娘ができた!って近所に言うてはって、それは違うやろって思いますね。
晩婚化してるんやったら、バツ1の男性はホンマにお勧めですけどね。ただそこのネックは結局、生活形態の違いなので、付き合わんと結婚するのは理解できないですけどね…。堀北真希ちゃんが交際日0で結婚したとか言われてますが、それは堀北真希やからできるんやと(笑)。山本耕史も我慢できるんやん…。
結婚という形態は、社会生活のために必要なのかな。それは将来的にはいらんのかな…という気もして。最近、草食男子が多いと言われてるから、一部の肉食男子と肉食女子が食い散らかしてるわけじゃないですか。私らのころは、肉食女子なんていたら、すごい陰口と思いますけど、今は受け入れられている。私自身も、それも時代だと思います、まだまだ恋愛観とか結婚観とかは変わっていくと思います。どの100年よりも、この19世紀から20世紀、21世紀に生きている人が、一番変化があると思いますね。
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【女芸人大祭り】
2月28日 19時半開演
大阪・道頓堀ZAZA HOUSE
出演者 MC:ハイヒール・リンゴ/尼神インター/ゆりやんレトリィバァ/ガンバレルーヤ/紅しょうが
ゲスト:藤崎マーケット