吉本興業のシビアな秘密 ○○にはお金をかけない!?
吉本興業といえばお笑いタレントのマネージメントをはじめテレビ・ラジオの番組制作、演芸興行を手掛ける、お笑いの一大ブランド。その吉本興業の本拠地である大阪・なんばグランド花月(NGK)が現在改修工事中のため一時休館。代替公演などが、大阪・梅田の「よしもと西梅田劇場」で行われている。ハイヒール・リンゴも漫才で劇場に立つが、その裏側を語った。
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吉本興業というか、なんばグランド花月(NGK)には厳格なシステムがあります(笑い)。友だちに頼まれてチケットを取ってあげても、実はこれ、タダじゃないんですよ。友だちなんかだと、直接窓口で代金と引き換えにチケット受け渡ししてもらっていますが、お世話になった方に頼まれると、私がチケットを購入して、窓口に預けたりしてるんです。割引も何もない。シビアです(笑い)。
知り合いのテレビ局の人が行きたいと言ってるってマネジャーに伝えても「どなたさまにおいてもお買い上げいただいています」と。以前、ナインティナインの岡村君も頼んだときに、私と同じような状況だったそうです。
無尽蔵にとは言わないけど、所属タレントには年間何枚とか、自身が舞台に出てるときは何枚とか、多少融通はあってもええんやないかと思うんですよ。私はNGKにそんなに貢献してないですけど、貢献されてる先輩方にはぜひ検討してほしい。
NGKは9月末からリニューアル工事に入っています。その間は「よしもと西梅田劇場」で公演していますが、マネジャーからは「西梅田劇場のトイレが簡易になります。ご了承ください」と説明がありテンションが下がりました。
吉本の劇場のトイレ事情はひどいです。NGKが新しくなったら、楽屋のトイレをきれいにしてほしい。東京のルミネtheよしもとのトイレもひどい。1個しかなくて、洗濯機の横を通らないといけないんですが、私でも体を斜めにしないと通れない。ちょっぴりぽっちゃりのモモコなんて通路の狭さに「私がトイレに行ったらアカンのか」って怒ってたくらい(笑い)。
吉本はトイレに対して、お金かけない。いまでも男女兼用の劇場もある。前にNGKがきれいになったときも、社員トイレにはウォシュレット付いていたのに、芸人の楽屋には付いてない。だから芸人がガーッと文句を言ったら「あ、バレた?」って感じで設置してくれたんですけどね。
さらにNGKの楽屋は、空調も「弱」か「強」しかない。だから寒がりの私と暑がりのモモコのスイッチ争いです。そんな慣れ親しんだNGKも12月21日にはリニューアルオープン。楽屋もどうなるか楽しみにしています。