ふとしたことで人目に触れることも多い手書き文字。宮沢りえのファックスの自著も話題になった。芸名を持つ芸能人ならではの悩みもある。ハイヒール・リンゴも、文字の書き方に悩んでいる一人だ。

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　宮沢りえさんが森田剛さんとの結婚を報告したＦＡＸで、以前の汚文字から美文字になっていると話題になりました。かばうわけではないですが、サインする時は文字をかわいくいじる場合もあるので、アレンジした文字に対してそこまで字が汚いと言われることもないのでは、とも思いますけどね。

　確かにそこそこ大人なのに字が汚いと、アホに見られるというのはあるんです。実は私、硬筆１級なんですが、縦書きがむっちゃ苦手。横書きは結構ごまかせるんですけど、縦書きは本当に上手な人でないと無理なんです。

　のし袋の署名、本当に難しい。ハイヒール・リンゴは全部カタカナで、縦書きだからバランスが難しく、何かしまらないんです。なぜ芸名を全部カタカナにしたのだろう！？と思うことすらあります。

　クイズ番組等でも、フリップに書いた文字が汚いとものすごくアホっぽく見える。たとえ正解を書いても、字が汚かったらアホっぽく見える（笑）。どなたとは言いませんが、よく答えを間違えるのに、字がきれいだから賢い印象の人っているんですよ。うらやましい限りです。

　一度、同年代の方から縦書きで達筆なお礼状をいただいた時、この歳になるとやっぱりきれいな縦書きをしなければいけないなあと痛感しました。それでペン習字みたいな事を始めたんですが、これが３日坊主（笑）。

　一計を案じ、通販で縦書きの名前のはんこのオーダーメードを見つけたので「ハイヒール」と「ハイヒール・リンゴ」の２つをオーダーしたんです。すると通販会社から連絡があり、前株か後株かつけますか？と聞かれてしまいました。「ハイヒール・リンゴ」って名前か会社名か。いったい何なのか分かりにくい。その時も漢字の名前にしておけばよかったなあと思ってしまいました。

　芸能人の名前の人知れぬ苦労って、それぞれあるんです。雨上がり決死隊は、のし袋に名前を書く時に「死」を「志」に変えることがあると聞きました。人にさし上げる時に「死」という漢字を使うのは悪いからとのこと。みなさんいろいろ考えるんですね。