ハイヒール・リンゴ 私の声、うるさいですか?
人の話すトーンや話し方は、時と場合によって聞き手にさまざまな印象を与えるようだ。ハイヒール・リンゴも、メディアや人前に出る立場の人間として、声のトーンについて考えることがあるという。
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エゴサーチすると私の声は時々妙に「高くて頭が痛い」「イライラする」と言われたりしています。自分のMCの番組を見返すと、なるほど確かに盛り上がると声のトーンも上がってる。
以前読んだ選挙の請負人の方の本に「高い声は軽い印象を与え、低い声は説得力を持つ」と書いてありました。私も冷静な時には声のトーンを抑えている。ですが盛り上がるとついつい声を張ってしまい“キンキン声”になってしまう。気を付けなければいけないと思ってしまいます。
小島瑠璃子ちゃんが、池上彰さんとの選挙特番を振り返って、「心掛けていたことは?」の問いに「声をワントーン落とすように心掛けていました」と答えていました。弱冠24歳で、もう気づいている!私なんて50歳を過ぎて、まだ反省してるのに(笑)。「ホント、できる子はちがうなー」って感心しました。
私は声が通るようで、この間、外食して出口の所でお会計していたら店の入り口の個室のドアがバーンとあいて、「やっぱりリンゴさんや!個室まで声が響いてましたよ」と言われてビックリしました。
テレビ局でも、メイク室でメイクさんと会話していたら、部屋の前を通ったさんま兄さんが「うるさい!おばはん」って(笑)。声の通りって滑舌よりもトーンなのかな。
先述した方の御本には、ドの音はリーダーシップを感じる社長や大臣の話し方、シの音は信頼を感じる事務職の話し方、ラの音は親しみやすい接客業の話し方、とありました。私はラに近い人でしょうね。「接客業」ではありますが、なかなか人の上に立てない(笑)。
でもラジオだとテレビほどテンションマックスになることないから、声が低くなるんですよね。だから聞きやすいと言われます。ズバリ私のこれからの課題は、声のトーンをコントロールするということ。こんなこと、この年になって言うのもなんか気恥ずかしいですが(笑)。