止めるに止められない…今年も“悩める”年賀状
元旦に年賀状を届くようにするならば、25日までに投函しなければならない。この連休で書き上げようとしている人も多いのでは?ハイヒール・リンゴは忙しい合間を縫っての手書き派。だが年賀状の“終活”を視野には入れ、60歳の還暦で「真っ赤な年賀状で終わりにしようかな」と語った。
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お正月の風物詩と言えばおせちと年賀状です。おせちは最近、一人用が本当に多くなってきましたね。本格的なものはいらないけど、ちょっとだけ欲しいものですね。お正月にお客様が来ても、一人用を渡し、自分も一人用を食べることもめずらしくないそうです。豪華なお弁当の感覚なんでしょうね。
そして今年も頭を悩ませているのが年賀状。私は、年賀状をほとんど書かないんですよ。100枚も書かないかな。届いたあとに「ありがとう、私、年賀状書かないんですよ」と言って、もう一度届いた人には出しているから、そんなに増えないし、減りもしないんです。
相方のモモコは、子供に教育するために年賀状を書いているとか。書くという礼儀を教えたりスタンプを一緒に作ったり。子供に教えるために「お母さんもやるからね」って。うちは子供もいないし、もう止めたい(笑)
2、3年前までずっと手書きでしたが、さすがにそれはしんどくなって、いまは宛名住所、そして一言添える言葉を手書き。住所を間違えた時は修正液で直すけど、名前を間違えたら破棄します。パソコンで表書きをしている人って、名前を間違えてもずっとそのままじゃないですか。書かないから、間違えていることにも気付かないんですよね。
自宅にはもちろん私の本名で送られてくるんですが、名字も名前も漢字を間違えて送ってくる人もいるんです。その人は普段は、とてもちゃんとした方。だから最初の登録ミスしか考えられないんですが、そのデータを何年も見直してないのでしょうね。名前を間違えるというのは、例えいつもきちんとしてる人でも、それだけでなんだかなぁと思えてしまうんです、私。パソコンの人は本当に気をつけた方がいいと思います。
うちの母も80歳を過ぎて、毎年「年賀状を止めたい」と言ってますけど、止めると縁起が悪いみたいになって、止めるに止められなくなっている。年賀状も終活しなきゃいけない。旦那さんは55歳で早期退職したときに年賀状も止めたんです。「これから減る一方だから悲しなる」って。ほんと正解だったと思います。私も57歳なんで、還暦のときに辞めようと思っています。還暦の真っ赤な年賀状を書いて、終わりにしようかな(笑)