海老蔵さんが怒った造語「没イチ」命名者の本当の思いは…
今や世間で定着した感のある「バツイチ」に対し、耳慣れず嫌悪感を抱く人もいる「没イチ」を、ハイヒール・リンゴが語る。
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配偶者を亡くした方を「没イチ」と呼ぶことについて。来年、市川團十郎襲名が決まった市川海老蔵さんが不快に思われた記事を読んで、人を傷つける言葉だなと感じました。
離婚の「バツイチ」は明石家さんまさんが流行させたというのが定説ですが、あまり後ろ向きなイメージはないかと思います。「没イチ」はさすがに…と思いましたが、この言葉を作った人の記事を読むと、なるほどなと思うところがありました。もちろん、海老蔵さんのように、ご本人が嫌な気持ちになるのならダメですが。
「没イチ」を作った人は配偶者を亡くしたことを肯定的に、そして、明るく受け止めようとされてるんです。「死別して間がないから、楽しそうにしない方がいいよ」なんて心無いことを言われたりする中、人に気を遣わせないようにするという思いから出た言葉なんですね。
興味深いのは配偶者と死別したら、再婚したい男性と、「没イチ」を満喫する女性に分かれるというところ。寂しいのは一緒だと思うんですけど、男の人はお世話されたいと思っているのが正直、今の日本の社会だなと思って。女の人からしたら、もう世話するだけの人はいらないということ。結婚して相手に求めるものが、もうハッキリ違うのだなと思いました。
じゃあ「没イチ」の人にどう接すればいいのかと聞くと、今後あるだろう「没イチ」の先輩として敬って接したらってことなんですが、これは具体的になかなか難しい事です。私は旦那さんが一回り年上なので「没イチ」の可能性大(笑)。人ごとではなく気持ちを備えないと。やれることから少しずつ。そういえば、私、介護されるときに備えて脱毛に通いだしました。少しでも気持ちよく介護してもらえるよう、前向きな備えです。親を介護された方が通っておられるケースも多いそうで、50代のひそかなブームかもしれません。
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