ペットを飼っていても、生活保護の申請はできます!

 ペットを飼い始めると、やはりペット関連のニュースが目に入ります。先日、ペットと一緒だと生活保護を受けられないと言われた人に区議会議員の方が付き添い、もう一度自治体へ生活保護申請に行ったというニュースがありました。

 事実、多頭飼いは別として、ペットを飼っていても生活保護の申請はできます。ただ、ペットを飼っているのに生活保護を受けてるの?みたいに思われる方がおられるのも又、事実なのです。自分が猫を家族に迎え入れて実感するのは、何といってもやはり心が癒されますし、精神状態の安定を助長します。ペットを飼うことは「贅沢」という考え方は変わってきているように思います。

 対応は地方自治体の窓口にもよるらしいのですが、厚労省自体がOKを出しているのです。というのも、生活保護とは文化的最低限度の生活を保障すると共に自立を助長することを目的としています。その為に精神の安定は欠かす事の出来ない案件なのです。もちろん飼育費が加算される事はないので、気を付けたいのはランニングコスト。

 どれぐらいかかるのか調べてみたのですが、年間でざっくり犬は30万、猫は16万円なんだそう。「家族」として結構かかるものですね。

 人間の保険には貯蓄性があるので、生活保護を受けるには解約を、という指導があるようですが、ペット保険はダメという条文はなし。私自身、ペット保険に入っていて良かったなあと思うことが多いので、そこは各自治体との話し合いだと思います。

 私が入ったペット保険は、病院に行くと窓口で何割かを引いてくれるタイプ。後日、割り引き分が振り込まれるタイプもあるのですが、これは収入扱いになってしまうそう。また、私が入った保険は同じ日に複数の病院に行くと2軒目からは対象になりません。保険会社によって本当にいろいろと条件が違うので、こちらも精査した方が良いと思います。

 去勢にはお金がかかりますが対象外の保険もあり、生活保護を受けている方がそこまでお金をかけられず、結果的に多頭飼いになってしまう例もあるようです。「だから猫は…」という自治体があるのもわかりますが、補助してくれる自治体もありますし、ボランティアの医師もおられます。SNSが発達しているこの時代なのですから情報を集め、ペットの為、そして何よりも自身の為に何とか手放さなくて済むようにしていただきたいなと願います。

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