【広島・小園-中日・根尾ドラ1対談1】プロでも日本代表「日の丸背負いたい」

 球界の未来を担う注目のドラフト1位同士が、熱い思いを語り合った。広島のドラフト1位・小園海斗内野手(18)=報徳学園=と中日のドラフト1位・根尾昂内野手(18)=大阪桐蔭=の新春対談が実現した。初めて顔を合わせた中学時代の対戦から、プロのユニホームに袖を通すことになった現在、そして将来、再び日本代表でともにプレーする思いまで、本音トークをお届けする。以下は対談その1。

  ◇  ◇

 -明けましておめでとうございます。

 小園、根尾「明けましておめでとうございます」

 -2人が会うのは。

 小園「11月以来、藤原(恭大=大阪桐蔭からロッテ1位入団)と3人で、買い物に行ったりしました」

 -2人が初めて会ったのは。

 小園「話してはないですけど中1かな、試合をしたのが初めてです。(三重県での)お伊勢さん大会です」

 根尾「えっ、2年の春と違う?」

 小園「いや、1年の冬、むちゃくちゃ寒い日やった」

 根尾「そうやったかな。(小園と藤原の所属する)枚方ボーイズは強いと聞いていて、小園だけじゃなくて藤原と初めて対戦したのもその時でした。僕、投手だったんですけど、負けたのでいい印象ないですね(笑)」

 小園「藤原が『すごい投手がいる』と言っていたので楽しみやなあと思って。対戦した時は本当にすごかったです。打ちましたけど(笑)。レフトオーバーだったと思います。でも三振は2個ぐらいしました。1年生とは思えない投手。寒かったですし速すぎたので手が出なかったです」

 -そこから、すぐに仲良くなった。

 小園「そうですね。(甲子園の)開会式でも普通に話したりしてました。僕は2回しか出てないですけど、開会式はいつも大阪桐蔭が横だったので、自然と会話してました」

 -高校で対戦はなかったが、U-18日本代表ではチームメートだった。お互いの技術をどう見ていたのか。

 小園「投手も内野も外野も全部できて、それが一番すごい。甲子園でホームランも打っているけど、思い切り振ってないのに何であんなに飛ぶのかなと。飛ばす力、スイング力。自分にまだないところだなと思いました。甲子園でやっている姿を見て、僕も頑張らないといけないと、いい刺激になっていた」

 根尾「守備でとにかく足が動くし、打撃も広角に長打を打って、僕が投手だったら嫌。シングルヒットがツーベースになるので、それが一番嫌ですね」

 -昨年のU-18日本代表での思い出は。

 小園「部屋が一緒だったことです(笑)」

 根尾「ずっと一緒にいましたね」

 -お互いの性格は。

 小園「マジメというのは分かる」

 根尾「どこがマジメ?(笑)」

 小園「気がついたら部屋でストレッチとかしてたり。それは普通だけど、バランスボールのこととか教えてもらったりして。すごいなあ、意識高いなと思いました」

 根尾「小園は関西の人だなって感じです。(岐阜から)大阪に来て、結構、関西の人のノリを覚えてきたつもりだったんですけど、コッテコテの感じでさすがやなと思います」

 -プロでも日本代表でプレーしたいという思いはある?

 根尾「はい、あります。日の丸を背負わせてもらって野球ができるのは幸せなことだと思うし、日の丸をつけて戦うということは勝たないといけない。ごく一握りの選手しか選ばれないわけなので、まずしっかりそこで活躍できるような力をつけて選んでいただければと思ってます」

 小園「僕もまた日本代表のユニホームを着て野球をしたい気持ちはあります。選ばれるには結果も求められるので、その結果をしっかり出して、また一緒に日本代表のユニホームを着てプレーしたいなと思いますね」

 -2人はショート。その時のショートは?

 小園「その時は、その時で(笑)」

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