西岡、直談判でドネア引っ張り出す

 ボクシングのWBC世界スーパーバンタム級名誉王者・西岡利晃(35)=帝拳=が3日、WBC本部で行われる名誉王座授与式出席のため、成田空港からメキシコへ出発した。西岡の狙いはWBO王者ノニト・ドネア(フィリピン)の引っ張り出しで、4日の授与式翌日には米ロサンゼルス入りして直談判する。

 7日にはカリフォルニア州でドネアとIBF王者ジェフリー・マセブラ(南アフリカ)の王座統一戦が開催され、前日の計量、試合会場でアプローチ。「勝つと信じているし『次はオレとやろう』と直接伝えたい」と、口説き落とす作戦だ。

 昨年10月のラスベガスでのV7防衛後から熱望してきた夢対決。4階級覇者のドネアにはWBA同級王座を全勝で射止めたギジェルモ・リゴンドー(キューバ)もアタックしているが「はっきりさせたい」と、今秋の統一戦実現を目指す。

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