“怪物”井上、大物の片りん見せた!
高校生初のアマチュアボクシング7冠に輝いた“怪物”井上尚弥(19)=大橋=が10日、都内の後楽園ホールで公開プロテストに臨んだ。3ラウンドのスパーリングでは、日本ライトフライ級王者・黒田雅之(川崎新田)をスピードあふれる動きで圧倒。初の聖地で大器の片りんを見せた。
複数のテレビ局のカメラが入るなど注目を集め、「緊張しました」と話した井上は「(WBA世界ミニマム級王者)井岡(一翔)さんの記録を塗り替えたい」と、日本最短となる6戦目での世界奪取を宣言した。
大橋会長は「きょうは30点の出来」と話し、「ミニマム級から、9月か10月に日本ランカーとやれれば」と、高卒新人では史上初のA級デビューを狙わせる意向を示した。合否は11日に発表される。