五十嵐、KO戴冠で年上夫人に指輪を!
「WBC世界フライ級タイトルマッチ」(16日、埼玉県春日部市総合体育館)
挑戦者の五十嵐俊幸(帝拳)が11日、都内の所属ジムで練習を公開。2回のスパーリングでは右ジャブからワンツーを打ち込んで王座奪取をアピールした。
東農大3年の04年にアテネ五輪に出場。卒業後の06年にデビューしてから7年目の世界初挑戦で「体幹を強化して、パンチをしっかり打てるようになった」と、自信も膨らむ。王者のソニーボーイ・ハロ(フィリピン)には「右のパンチだけは気をつける。KOを狙えない相手じゃないし、倒したい」と、KO劇も見据えた。
「勝って支えてくれた人に報いたい」。長男比呂くん(2)をリングに上げ、11歳年上の栄子夫人には結婚指輪をプレゼントするという。秋田から毎試合応援に駆けつける父新一さん(62)、母真知子さん(59)とも戴冠の喜びを分かち合う腹づもりだ。