ファレナス陣営が挑発「内山は偽物」
「WBA世界Sフェザー級タイトルマッチ」(16日、ウイングハット春日部)
挑戦者マイケル・ファレナス(フィリピン)が12日、都内の帝拳ジムで公開練習を行い、マネジャーのジェリー・ペニャロサ氏が王者・内山高志(ワタナベ)を挑発した。世界2階級制覇の実績を持つ同氏は、ファレナスへの質問に何度も割って入り「内山は偽物」「内山は足を使えるが、リングの外には逃げられない」「短い試合になるから、皆さんは遅れないように」などと独演会。同席したマッチメーカーのジョー小泉氏から「しゃべり過ぎ」とたしなめられるほどだった。
ファレナスは終始にこやかで「準備はしてきた。自信はある」と紳士的に受け答え。シャドーボクシング、ミット打ちなどで汗を流した。偵察した内山が所属するジムの渡辺会長は「見た感じは小さい。強気なことを言うのは盛り上げるためにはいい。まあ、内山のパンチをもらったら倒れるでしょう」と、余裕の笑みを浮かべた。