21歳和毅が佐藤にオファー「返事待ち」
ボクシングのWBC世界バンタム級4位・亀田和毅が21歳の誕生日である12日、所属する都内の亀田ジムで会見を行い、希望するメキシコでの同スーパーフライ級王者・佐藤洋太(28)=協栄=戦実現へ意欲を見せた。
和毅は、佐藤にちなんで「サトウのごはん」で作った誕生ケーキを、メキシコ料理のトルティーヤに包んで食らいつき「サトウのごはんも、佐藤選手もおいしい。メキシコで終わり」と挑発。オファーを出す意向を示していた協栄ジムの金平会長に「オファーは出した。できんかったらおかしいぐらいの条件。返事待ちや」と、先手を打ったことを明言した。
メキシコ開催のこだわりは「(WBC)スライマン会長に恩返ししたい。最初の世界戦はメキシコと約束してる」と説明。時期は、和毅と契約するプロモーターが大興行を計画する12月初めが候補という。
8月19日に高松市で行う次戦の相手は、佐藤を意識した長身でトリッキーな世界ランカーを物色しており「年内に世界獲って、来年に(同バンタム級王者)山中選手に行こうと思う」と、2階級制覇プランもブチ上げた。きょう“亀田家の最終兵器”は兄の大毅とフィリピン合宿へ出発する。