「ＩＧＦ」（１４日、ボディメーカーコロシアム）

　ＩＧＦチャンピオンシップは挑戦者の藤田和之（４１）が初代王者ジェロム・レ・バンナ（３９）を破り第２代王者となった。藤田の戴冠はＩＷＧＰヘビー級王座から転落した０５年１０月８日以来。

　野獣の本能が番長の猛威にまさった。序盤、ハイキックでダウンした藤田は大ダメージを負い、その後の記憶が「シングルをやったかも覚えていない」（ＩＧＦ関係者）ほど吹っ飛んでしまう。それでもバンナの猛打に耐え抜き、バックドロップ、パイルドライバーを立て続けに見舞って「バンナの一番弱いところ」と猪木が指摘する首を破壊。逆転勝ちした。試合後はセミでＰ・アーツを腕ひしぎ十字固めに葬る金星を挙げた澤田敦士が「次やってもらおうじゃねえか」と挑戦表明。藤田も「いつでも来いよ」と快諾した。