世代交代阻止のCIMAがV5
「ドラゴンゲート」(22日、神戸ワールド記念ホール)
年間最大マッチのメーンで行われたオープン・ザ・ドリームゲート選手権は、王者CIMAが挑戦者・戸澤陽を退けて5度目の防衛に成功。序盤から左足に攻撃を集めて優位に立ったが、患部をテーピングでグルグル巻きにした挑戦者の猛反撃を受けてピンチに。しかし会場に沸き起こった「CIMA」コールに応えるように立ち上がると。全ての技を受け切り、後頭部へのメテオラ、クロスファイヤー、正調メテオラ、シュバインと必殺技フルコースから、最後はこの日5発目のメテオラで完全KOした。
CIMAは「年間最大イベントのメーンで、CIMAと一対一で務め上げる。これは相当なプレッシャーやったと思う」と26歳の挑戦者をたたえながらも「誰にも負けへん。俺の壁は越えられへん!」と、新世代に宣戦布告。世代交代阻止の砦として立ちはだかることを宣言した。
試合後は、この日でドラゲー参戦に区切りをつけることが発表されたPACの“卒業式”を取り仕切る懐の深さを見せたカリスマ。まだだまだ団体のエースの座は譲らない。