内藤、借り返した!昨年Vの中邑を圧殺

 「新日本」(1日、後楽園ホール)

 22年目を迎えた真夏の本場所「G1クライマックス」が開幕、昨年の優勝決定戦と同一カードとなる中邑真輔(32)‐内藤哲也(30)戦がいきなり実現した。内藤が、初公開となる背中へのスターダストプレスでディフェンディングチャンピオンの中邑を圧殺して、昨夏の借りを返した。ともに初出場のオカダ・カズチカ(24)、ノアの丸藤正道(32)も初戦をクリアした。

 昨年の覇者で現IWGPインターコンチネンタル王者の中邑に完勝した内藤は「去年の悔しさは忘れていない。負けたままG1が終わってしまって。その借りをいきなり返して、スッキリ今年のG1に入っていける」と胸を張った。

 張り手5連発や、ボマイェを狙う中邑をイラ立たせるなどなりふり構わなかった。ボマイェを回転エビ固めで切り返すとドラゴンスープレックスでたたきつけ、勢いでうつぶせになった中邑にスターダストプレスを投下して2・12大阪大会に続いて連勝を飾った。

 中邑とのシングル戦績を2勝2敗にした内藤は「勝ち逃げする気はない。中邑、何回でも来いよ!」とほえまくり。返す刀で「もう1匹、オカダ!次はお前の番だ!後楽園の借りは後楽園で返す」と、公式戦2試合目となる3日・後楽園大会で激突するオカダに宣戦布告した。

 3・4後楽園大会では、オカダのIWGPヘビー級王座に挑戦し敗退した。昨年よりもう1つ上に行くため、次はレインメーカーを抜き返す。

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