「スターダム」（１９日、新木場開幕）

　スターダムの実力No.１を争う「５★ＳＴＡＲ　ＧＰ」（１９日・新木場開幕）へ向けて１７日、都内で１２選手が出陣会見。４月にデビューした１７歳の高校生レスラー、夕陽（ゼロワン野良犬道場）は「全勝で最年少優勝を目指す。リングに怖いものはない」と“トップランナー”を宣言した。

　埼玉・朝霞第１中時代の同窓生で、ロンドン五輪陸上女子４００メートルリレーに出場した土井杏南（埼玉栄高２年）に刺激を受けた。陸上では、戦後最年少１６歳１１カ月の五輪デビューに「すごい。五輪アスリートですからね」と感嘆。大会中は「新幹線みたいに走れ」とメールで激励した。レース後に「ありがとう。また頑張るね」との返事がきた。

　“五輪魂”を注入された夕陽もレッド組でＶゴールを目指す。初陣で戦った愛川ゆず季には９・３０新木場で再挑戦。「成長したところを見せる」と恩返しを誓う。初戦は世IV虎で「後輩に負ける屈辱を味わってもらう」と、ケンカを売った。シングルは１分け６敗と未勝利だが、“未来のエース”が大きく羽ばたこうとしている。